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高血圧の人や、腎臓が悪い人などは塩分制限をするように医師から言われている人が多いと思います。
塩分というのは、塩化ナトリウム(NaCl)のことです。
食品を見ると、塩分について表示が「食塩」または「ナトリウム」となっているようです。
食塩というのは、そのまま塩化ナトリウムを指していると思ってよいのですが、ナトリウムは食塩ではありません。
食塩は、原子量23のNaと原子量35.5のClを合わせた分子量58.5になるので、ナトリウムを食塩に換算すると、
NaCl / Na すなわち、23+35.5 / 23=2.54 をナトリウムの値にかけなければなりません。
ナトリウムの単位がmg表示だとすると、
ナトリウムの値 × 2.54 の値(mg)を 1000で割れば食塩のg表示になります。
例えば、
ナトリウムの値が、1000mg であれば、
1000 × 2.54 ÷ 1000 = 2.54 で2.54g相当の食塩ということになります。
現在の食品のナトリウム表示は、2020年3月31日までには、すべて「食塩相当量」といった表示が加えられるようです。
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